- 曲名
- ピアノソナタ 第8番「悲愴」第2楽章
- 作曲者
- L.v.ベートーヴェン
- 紹介文
-
ベートーヴェンはユーモアのある情に厚い人柄で、決して「非社交的な人間」ではありませんでした。
ご存知の通り難聴を抱えていた話は有名ですが、音楽家として致命的という以前に、日常生活に支障をきたすほどに悪化していたそうです。
ですので、しかめっ面をして人を寄せ付けない雰囲気を敢えて作り出し、孤独や難聴を抱えていても、楽譜が書ければできる「作曲」に情熱を捧げるようになりました。
悲愴は、最高度難聴者となった28歳頃の作品です。
音楽家として聴覚を失うという絶望感から、「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためて自殺も考えましたが、音楽への強い情熱が、再び生きる力を与えてくれました。
その後10年間にわたり、現代にも愛される名作が数多く生まれる、「傑作の森」と呼ばれる黄金期が訪れます。 - 価格
- 390円(税込)