- 曲名
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津軽海峡・冬景色
- 作曲者
- 三木 たかし
- 歌手名
- 石川 さゆり
- 紹介文
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発売当時、首都圏と北海道との間の交通手段は(旅客機やフェリーの他に)、青函連絡船を介した日本国有鉄道の列車がありました。
この頃は東北本線経由の夜行列車があり、青函連絡船への接続を前提に多数運転されていました。
歌詞は竜飛崎の回想までで、青函連絡船上の津軽海峡で北海道に帰る女性の心情を表しています。
夜行列車が新幹線に代わり、青函連絡船も今はもうありません。
それでも古びないこの歌を聴けば、昭和の北国の雪景色と凛とした女性の姿が目に浮かんでくるようです。
歌手の石川さゆりさんは、島倉千代子さんの影響を受け子供のころから歌手を志していました。
歌のレッスン費用は牛乳配達のアルバイト代で捻出。
中学の時に参加できなくなった友人に代わり「ちびっこ歌謡大会」に参加し見事合格、芸能界入りを果たします。
15歳でアイドル歌手としてデビューしましたが、なかなかヒット曲に恵まれませんでした。
会社側は、今後大きく成長してほしいと、12曲収録したアルバムの中から1曲シングルを選ぶという一か八かの作戦に出ました。
作詞作曲は最もコンビを多く組んだ、阿久悠さんと三木たかしさん。
コンサートで「津軽海峡・冬景色」を歌ったところ、ファンから「シングルで出してほしい」と要望が多かっため、1977年(昭和52年)にシングルカットされ、石川さゆりさんの出世作が生まれました。
時代を超えて愛される名曲、是非お楽しみくださいませ!
- 価格
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390円(税込)